・高知県生まれ、夙川学院短期大学英文科卒。

・1998年〜、兵庫県庁職員、コープこうべ社員等を経験

・2000年〜、認知症グループホームの管理者を15年間務め、ユニットリーダー育成、コンサルタントの実績を積む。

・2015年、「NPO法人 出会い」を設立。神戸市で「認知症カフェサロン 認知症110番」を運営し認知症と介護家族をサポート。

・2020年3月、コロナウイルス感染予防によりカフェサロンを閉店、介護事業コンサルタントに従事。

・2024年8月、尼崎市に「地域コミュニティ 出会いサロン」をオープンする。

西きょうこプロフィール画像

幼少期から、地方議員だった父をまぢかで見て育ちました。地域のために働く姿が今も目に焼き付いています。福祉活動を始めることになったのも「地域で困っている方のために何ができるか、考えて行動しなさい」という父の教えがあったからです。

21歳で結婚してすぐ、生後6ヵ月の娘の子育てをしながら、脳血栓で半身不随となった義父の介護をするダブルケアを経験しました。毎日の家事、育児、介護を懸命に頑張りましたが、辛さと「なぜわたしばかりが・・・」との思いがあり、そのことから高齢者介護の仕事に従事することになったのです。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)のホーム長を務めた際には、家族が自宅でケアできるように、認知症カフェ、認知症ミニ講座、認知症110番の活動を始めました。

2025年には、日本全国の認知症の高齢者は約600万人、MCI(認知症予備軍)は約500万人、合わせて約1,100万人にもなると推定されています。これは茨城県の人口と同じであり、重大な社会問題となるでしょう。これからの取り組みとして、認知症の方のシェルター、ヤングケアラー・ビジネスケアラーの相談できる場所が必要です。また認知症の方が社会の中でどう生きるか、仕事やいきがいづくりも重要な課題となってきます。

「認知症や障害があっても、住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続ける共生社会」の実現にむけて、福祉政策を最重点政策として推し進めたい、その強い思いが私にはあります。

画像・認知症ミニ口座
認知症ミニ口座